腸内カンジダ除菌について


副腎疲労症候群や慢性疲労症候群を患い、有機酸検査を受けた方は腸内にカンジダ菌が増殖している為、サプリメントや抗真菌薬で除菌した方が良いといわれませんでしたでしょうか。

 

医師は、カンジダ菌が多くなっているから悪さをするので薬やサプリメントで除菌しましょうと言いますが、そもそもなぜ多くなったのでしょうか。また人間に害を与える菌なのであれば除菌して完全にゼロにしてしまえば良いのでしょうか。

 

自然界に存在する生物や菌などの全ての生命はそれぞれ役割があり、人間の考えの及ばないようなレベルで絶妙なバランスを保っています。

 

例えば、最近の研究で人間の腸内に存在する悪玉菌に分類される菌も、人間にとって何らかの有益な作用を及ぼしている可能性があるとの報告がありました。私はその記事を読んだ時、至極当然の事だと思いました。なぜなら、それまで様々な書籍や雑誌、広告で腸内の善玉菌を増やせ増やせと言われていましたが、どんなに善玉菌を増やしても日和見菌や悪玉菌がなくならないという事が明白だったからです。腸内細菌が善玉菌でいっぱいにならない以上、悪玉菌や日和見菌にも役割があると考えるのが自然です。

 

白か黒か、善か悪かの一辺倒ではありません。自律神経にしてもそうでしょう。交感神経優位、副交感神経優位という通り、あくまで「優位」なのであって、常時両方の神経が機能しており、片方の神経のみが機能するということはあり得ません。安易に白か黒かで結論づけることは非常に危険なことなのです。

 

それでは日和見菌の中の一つであるカンジダ菌の役割とは何なのでしょうか。

これがわからないとサプリメントや薬でいくらカンジダ菌を除菌しても意味はありません。カンジダ菌は常在菌ですのでまた腸内に生息しなくてはいけない役割がある以上、増え続けていきます。そして増えたらまたサプリメントや薬を購入する羽目になるでしょう。

 

少し話を変えて、なぜカンジダ菌がここまで増えてしまったのでしょうか。一般的に抗生物質の使用やピルの使用、ストレス過多、甘いものの食べ過ぎ、アルコールの摂りすぎ(カンジダ菌は甘いものとアルコールが好物です)といった説明を受けると思います。

 

しかし冷静に考えてみて下さい。(抗生物質やピルは当然使用しない方がよいのですが)甘いものやアルコールを沢山摂っていても腸内カンジダがそれほど増えない方もいますよね。その違いは何なのでしょうか。

カンジダ菌が増える原因があっても増殖したカンジダ菌が腸内で果たす役割がないから、自然と体外に排出されてしまうのです。

 

※ちなみに薬を使用してカンジダ菌を除菌することは、絶対に避けるべきです。後々、副作用に苦しむことになります。ダイオフ症状や好転反応といったものではありません。副作用があるのです。

 

最後に一つだけ、私は調べれば調べるほど人間というのは本当にすごい生物だなと思いました。

そして知れば知るほど、あらゆる薬やサプリが人体にとって不要なものであると考えるようになりました。