重金属の害と副腎疲労


1.副腎疲労症候群の原因は重金属という説について

重金属という言葉から、あなたは何を思い浮かべますか。病気になる前の私は正直何も思い浮かびませんでした。しかし病気になり、オリゴスキャンという検査を行い自分自身の体内に重金属が蓄積されていることを知ってからはイタイイタイ病や水俣病等と同様の物質(重金属)が自分の体内に蓄積されているということは大変ショックでした。

 

人間の体は活動する上で必ず、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、亜鉛等の必須ミネラルを必要とします。しかし何らかの理由で必須ミネラルが欠乏した場合、特定の必須ミネラルと同様の性質を持った重金属が体内の細胞と結合してしまうと言われています。鉛であれば神経系、カドミウムであれば腎臓、アルミニウムであれば脳等、体内での蓄積場所は様々です。

 

そして重金属が体内に蓄積すると各臓器の働きや酵素の働きを阻害する等、様々な悪影響を与え、原因不明の体調不良や慢性疾患が発生するとも言われています。

 

 

本来はある程度、重金属が体内に入ってきても吸収されず体外へ排出されますが、何らかの原因で慢性疾患を引き起こすレベルまで蓄積されると複合的な作用で重金属は排出されずらくなってしまうと栄養療法を行う医師は主張しており、それらの医師からは重金属を体外へ排出することが重要だと説明されます。

 

しかし、我々の身体に本当に重金属は蓄積されているのでしょうか。

そして本当に副腎疲労症候群と言われる病気は重金属の蓄積が原因なのでしょうか。

 

※アルツハイマー病やパーキンソン病に関しては、製薬から摂取される重金属が大きな原因の一つだと思います。

2.日本人は重金属に汚染されているという説について

栄養療法クリニックや、その他サプリメント販売会社の方は、盛んに「日本人の重金属蓄積度合は高いので、近年様々な病気を発症する方が多い」といいます。

確かに、様々な症状を抱え、栄養療法クリニックに辿り付いた方は、体内の重金属蓄積を測定する検査をすると、過剰に重金属が蓄積しているという検査結果が出ます。

(体内の重金属蓄積を測定する検査をすると、ほとんどの方に重金属蓄積が蓄積されているという結果が出ます。)

 

確かに日本人の製薬を服用する頻度は増加の一途を辿っているでしょう。

しかし、それでも本当に重金属の蓄積度合は増しているのでしょうか。

 

日本を含めた世界の先進国の環境汚染に対する認識は、近年非常に高くなってきています。排気ガスによる汚染や、企業による工業用排水に対する規制もひと昔前とは比較にならない程、厳しくなっています。

 

戦後、間もない頃の高度経済成長期の日本は、国内で様々な製品を製造していました。まだ環境汚染という考え方が定着していなかった頃の当時の日本の都市部は、現代とは比較にならない程、排気ガスにより空気は汚れていましたし、工業用排水も海に垂れ流しの状態でした。

 

 

 

更には、現代のように農業の効率化も進んでいなかった為、様々な食物を安定して大量に生産する事も出来ませんでしたし、流通業界、小売業界も発展途上でした。

70歳以上の高齢者の方に聞くと良くわかると思いますが、季節の果物や野菜は、本当にその季節にしか手に入りませんでしたし、食物の鮮度や品質を保ちながら他国や輸出する為の保存・輸送技術等はなかった為、海外から輸入される食物は、現在のように多くはありませんでした。

流通業界が発展してからも、為替の影響もあり外国産の食物は庶民には手の届かない程、高額でした。

現在のように大型のスーパーはありませんでしたので、庶民は商店街で手に入る野菜や果物を購入していました。八百屋で取り扱っている野菜も限られたものでしたので、家庭に並ぶ食品の数は、とても少なかったのです。

 

それなのに多くの方は、健康でエネルギー溢れる生活を送っていました。

 

都市部で暮らす人々は、現代とは比較にならない程、身の回りに重金属が溢れ、ミネラルやビタミンは不足していたはずなのに、慢性的な不調を抱えず元気に暮らしていたのです。