春を迎えて

春ですね。

暖かい日差しが射すようになり、植物は春の日光を待っていたかのように芽を出し始めます。公園へ出向くと、緑は青々としており、新しい生命の息吹を感じる事が出来ます。

 

まだ若干肌寒いので、猫や鳩が気持ち良さそうに日向ぼっこを始めるのはもう少し後になってからでしょう。

4月を迎えて、新生活がスタートした方も多いことでしょう。

皆、新しい環境に適応出来るか不安を感じながらも、一歩踏み出していきます。

 

春は、「歩く」のにとても良い季節です。

人間は様々な組織の連動性により、自由な身体活動を行える能力を有しているのに、現代人は、指先と目のみを酷使する生活になってしまいました。

 

本来、人間は動く(歩く)ことが最も基本的な活動となる生物です。動く(歩く)という事は、全身の歪みを取り、骨格や筋肉のバランスを保ち、血流を良くする作用があります。

「歯のかみ合わせの悪さ」「背骨のズレ」「骨盤の歪み」こういった身体の不具合を治すのに、「歯を削ったり」「歯並びの矯正をしたり」「頚椎を調節したり」する前に、まずは週に2・3回でもしっかり歩いてみませんか。

 

現代人はITの普及により、一日中ディスプレイの画面に向かって仕事をするスタイルの方が非常に多くなってしまいました。一昔前、「ITが普及したら便利になり、人間の仕事が減るぞ」と言われていたのが、どこ吹く風。現代人はITに振り回され、より一層労働時間が長時間化し、人体にとっても致命的な程の負担を掛け、蓋を開けてみれば、一億総半病人時代が到来してしまいました。

 

外の空気にも触れず、指先と目だけを使っていては、身体の回復力も低下してしまいます。

 

歩くという動作を行う事で、様々な関節の連動、全身の筋肉や腱の伸縮とそれに伴う血流の改善がなされ、足先から足首、膝、骨盤、背骨、顎と全身のバランスを整える事が出来ます。

さらには、春先の暖かい日差しを浴びて歩くという事は、全ての動物の生命活動の基本である、「日光を浴びる」という事と「歩く」という事が相互に作用する身体の自己回復力を高める非常に健康的な行動です。

 

近年では、誤った情報を鵜呑みにして、紫外線を極端に避ける日本人の女性が多くなっていますね。「肌が黒くなる」「しみが出来る」「皺が出来る」日光に当たる事に対してその様なイメージを持つことは非常にマイナスであると考えます。

 

日光は赤外線や紫外線等の様々な光線をバランス良く含んでいる、生命の命の源ともいえるありがたい存在です。

 

人間においても日光を浴びる事で、ビタミンDやセロトニンが体内産生される事は良く知られていますが、太陽系における生命の起源や、太陽と人類の係わり合いの長さから言っても日光から受ける恩恵は、ビタミンDやセロトニンといった程度では無い事は、容易に想像が付くでしょう。

 

日光(太陽の光)はあらゆる生命にエネルギーを与える、非常に重要な外的要素であり、日光が地上に届かなければ、殆どの生命は、生きる事が出来なくなってしまう程ですから。

 

太陽系の中でも地球において、ここまで多種多様な生命が誕生した最大の理由も、太陽との絶妙な距離により様々な恩恵を受けた事が主要素である事は誰しもが知っているはずです。

 

頭でっかちに考えすぎない、人間以外の動物は、もう少し暖かくなると、こぞって日向ぼっこしますね。身体いっぱいに太陽光を浴びる事が健康に良いと生物の本能として知っているからです。

 

さあ、この記事を読んで暖かく晴れた天気の日に「歩こう」と思い立って下さった方、「どのぐらい日光を浴びたらいいの」という疑問は持たないで下さい。

 

皆それぞれ、日光を浴びて日焼けしない許容量は異なっていますし、数値で測るものでは、ありません。自分の身体の声に耳を傾け、「気持ち良いと感じるぐらい」、「少しもの足りないと感じるぐらい」がベストです。

 

慢性的な不調を抱えている方は、「病気を治すぞ」と意気込んで、一生懸命歩かないで下さいね。季節の変化や春の自然の柔らかな空気を感じながら、気軽に気持ちよく続けた方が良いでしょう。

 

これからの季節は歩くのにとても良い時期です。

 

皆さん、是非「歩く」という事で、健康を取り戻すきっかけを作ってみて下さい。